nozzey19の日記

8 beat story♪と8/planet!!について書きます

8 beat story♪と「想いを届ける」歌

やけにポエムなタイトルだなと思ったあなた。安心してほしい。本文はもっとポエムだから。

 

ことのはじまり

8 beat story♪ 8/pLanet!! 3rd Liveの翌日、2017年11月13日の夜。私は東京・有楽町のファミレスにいた。関西へ帰るバスを待ちながらフライドポテトか何かを食べ、前日に購入したアルバム『8』の歌詞カードを開いた。ライブの最後に披露され、アルバムにも収録されている新曲『Days』の歌詞にはこうあった。

 

「伝えたい想いも 言い出せなかったフレーズも この歌に込めて君まで届くかな」

 

すぐにこの歌詞が好きだと思った。同時にそれまで大事なことを見落としていたことに思い至った。歌に乗せて「想いを届ける」。これは歌詞の中で何度も繰り返されてきた言葉ではないか。なぜここまで気付かなかったのだろう?

大切なことは形を変えながら繰り返されるものだ。エビストの場合、桜木ひなたの決め台詞は「届け!この想い」で、音ゲーをやっていればこれを日常的に聴くことになる。

この言葉の意味についてなんとか文章にしたかった。水瀬鈴音を主人公とする二次創作小説の構想が浮かび上がって書き始め、当然のごとく頓挫した。当然というのは私は凡そ創作行為を仕上げたことがないからだ。

4th Liveの日が迫りつつある。その日が来る前に、当初やろうとしたのとは別の形になるとしても書いて、伝えておきたい。

 

ということで、この文章は「届ける」「伝える」をキーワードにして、エビストが何を・どんな気持ちを届けようとしているのかを改めて考えるためのものだ。同時にエビストの作品性が何なのかを検討することにも繋がるだろう。 

 

歌詞

「届ける」「伝える」、それに近い意味・状況の歌詞を挙げてみよう。

届けるものは元気、友情、感謝、恋心、願い、音楽愛と曲によって様々だが、エビストの曲を貫いているキーワードだとわかるはずだ。

 

1. ファンタジア【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

歌え!銀河の果て 教室の隅っこ

届け!Song for you スマイル クエッシェンドしよう

今日も元気いっぱいに素敵な時間が訪れますように

ブリッジ部分の歌詞。歌を通して笑顔を、元気を届けよう。なるほど力強い。

なんとなく聴き流しがちだったのだがそこは始まりの1曲、核心と言えるものが込められている。

 

2. BoyFriend【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

君が好きだよ 驚かせてごめんねって 私じゃダメなの?

こくはく 【告白】 かくしていた心の中を、打ち明けること。

 

3. 君はレモネード【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

走り出せ鼓動 もう我慢できない

今すぐ気持ち伝えるね お願い神様

 恋の歌もやはり多いのだがこの曲のようなストレートさが特徴としてあるはずだ。

 

4. Distance【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

出口を探して彷徨える光 君のその胸へ届くように

時が流れて 僕が消えても 輝き続け 永遠に消えないで

 

5. BLUE MOON【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

君がいてくれるならば何も怖くなかった

僕らの空に浮かぶ青い月を見上げて

今なら言えるよ胸を張って

大好きだよ これからもずっとよろしくね

仲間やファンに向けたメッセージ。この曲について何かを書くことは難しい。

映像を見てほしい。これにはある種の真実が含まれていると思う。

【DVD視聴動画】8beatStory♪ 8/pLanet!! 2nd LIVE「2時間目の授業は…」 - YouTube

 

6. あの日の約束【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

もう隣にはキミがいないけれど キミへ伝えたいことがあるんだよ

泣きたくてくじけそうな日もあるけど きっともう大丈夫だよ

This is NakaGo-Chi グッドメロディ

星宮ゆきなの境遇を表現したキャラソン的な曲だが、キャラソン的でありつつも受け取り方の幅はしっかり取られているという形はこの曲に限らない。

 

7. Shiny【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

手作りチョコレートをあげるよ

とびきり甘くとろける 世界はファンタジー

ハート型に込めたんだ 君への思いを

君への愛情を ギュッと詰め込んで はい、どうぞ?なんて

できたら簡単なのにね 伝えるのは難しい、、

 

8. それゆけ!!乙女のミッション!【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

ハレハレ アイヤイヤ 言葉がなくても伝わるわ

ハレハレ アイヤイヤ 心をひとつにするのだ

  

9. Tiny little letter【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

この手紙に込めた小さな願いが 君の心に届きますように

ずっと本当の気持ち伝えられなくて 遠くから君を見つめ続けていた

 好きな声優に手紙を書くことは心身の健康に資するという研究結果が発表されています。

 

10. トキメキの15センチ【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

気づいちゃったドキドキ 背伸びをして 今からキミに届けるよ

どんなシチュエーションの歌詞なのかは社本悠さんのブログに詳しい。

ameblo.jp

 

11. Sugar Sugar Bee【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

君に君に 届けたい ハチミツみたいな気持ちを

まるで私 Sugar sugar Bee 受け止めてくれますか?

  

12. Go Live!!【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

本当は伝えたいことばかり 想いがあふれてくるよ

特別な special day この日のために頑張るの

僕の心全開 君に全部プレゼント

エビストにとっての「ライブ」がどんな場なのかを示していると言えるのでは。

 

13. Still...【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

もっと もっと大人になれたなら

君にちゃんと気持ち伝えられるかな

 

14. 全部、君のために【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

キミを困らせてみたくて ワザと涙ぐむフリした

キミを笑わせていたくて ワザと躓いたフリした

かわるがわる顔を出す 感情迷子の私

どちらも本当の姿 Ah 全部受け止めてね

 

15. Toi et Moi【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

今日こそ伝えたいなぁ

(想像しただけでもうバクバク)

(でも本当は少しだけワクワク)

想いを届けたいなぁ

もう少し そうあと少し 君のところまで

デートを前にして。

 

16. 秘密の部屋の女の子【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

遠くてもずっと見つめてるよ 気持ちはずっと続いてく

この願い届け 心込めて 今君のもとへ

  

17. DREAMER【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

誰にも負けない気持ち(勇気を)

今伝えたい(ありがとう)

今ならキミのとなりで(歌うよ)

届けたいこの想いを 

 

18. History【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

言葉にならないアツい気持ち

思い切り伝えたいなら クラシック音楽 奏でてみよう

君とならmusicの新たな扉 開けるような気がするよ

  

19. 三日月どりーむ【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

君にいつか伝えるよ Shalala 恋のメロディーを

 

20. Rooting for You【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

君が今まで 頑張ってきたこと 絶対に大きな力に変わるよ

いつもそばにいてくれてありがとう

僕たちからエールを送るよ You can shine

これは応援ソングですと言われると、時々受け取り方が難しいことがある。

聴き方を指定されるのが嫌なのかもしれないし、何を頑張るのだろうかと戸惑うのかもしれない。

ただ一貫したメッセージを発してきた中で、飾り気のない音楽で「エールを送るよ」と言われるとどこか説得力を感じて背筋が伸びるような思いがする。

結局大事なのは誰に言われるか。それもある。ともかく私はこの曲が好きだ。

 

21. ふわりあるたいむ【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

願い事は言葉にして 言えばきっと届くはずさ(叶えよう)

 

22. Twinkle Snow【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

あわ雪がふる Twinkle Snow Winter 恋する予感

ためらわずに 真っすぐな想いだけを 勇気出して そっと 伝えたい

踏み出せるよ Snow Sweet Season

 

23. ここから【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

一歩進んでみて怖くても 今日からは

ほら、勇気を出してみるよ

私の本当の気持ち聞いてくれますか? 

 

24.サクラ涙

さよならが聞こえたら 二人はもう戻れない

願いはそう叶わない 届かないまま

異色の歌詞に思えたが、恋はいずれ終わりを迎えるということをエビストなりのリアリズムで描写するのがこの曲なのかもしれない。一方でこの恋を忘れまいという歌でもあり。

 

25. Days【8 beat Story】【8/pLanet!!】 - YouTube

伝えたい想いも 言い出せなかったフレーズも

この歌に込めて君まで届くかな

『ありがとう』っていう五文字は きっと魔法のコトバ

みんなに届くといいな 大切なour days

歌で想いを届けるという軸をぶれさせず、『ファンタジア』に戻ってきた感もある。

  

26. Despair【8 beat Story】【2_wEi】 - YouTube

I do know 'bout it.

Driven to despair!

届かないの 忘却の旋律の声は

アンドロイドの親玉であるMotherが生み出した2人組(2機?)2_wEiの曲。

人間とアンドロイドのパフォーマンスバトルという舞台にあって、人間の音楽の破壊者、8/pLanet!! の敵対者であることを明確にして、ストーリーを踏まえた歌詞になっている。

 

8beat story♪は、アンドロイドがパフォーマンスする音楽が隆盛を極めつつある中で、人間の音楽の未来を守ろうとする8人の女の子のレジスタンスの物語だ。

そこで現れる問い=人間の音楽の価値とは何か?に対する答えがこれまでに見てきたような「想いを届ける」楽曲に表現されているのではないか。特殊な舞台設定から何らかのテーマが浮かび上がる、SFとかでよく見るあれである。

まだシナリオは続くが、シナリオとそれに伴う楽曲の一致をここに見ることができるはずだ。

 

Despair』まででエビストの楽曲は51を数えるが、かなり多くの曲で「届ける」「伝える」という言葉が使われていることがわかる。ここで挙げていないものにも率直・素直なメッセージを含んだ歌詞が見られることも注目したい(『Dive to the Future』など)

アプリのスタートから2年、関わる作曲者・作詞者が何人もいる中でも繰り返されてきたのが「届ける」「伝える」だ。向井秀徳は「繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動」というフレーズを何度も歌ってきた。これによく似た作品性が立ち現れる。 

 

 

桜木ひな

主人公のキャラ造形がその作品の性格を表していることはよくある。ということで、桜木ひなたという視点から「想いを届ける」について見てみよう。ややネタバレになるがご容赦いただきたい。

プロフィール画面。

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しっかりここに「届け!この思い!」とあるし、なんなら音ゲー中にも叫んでくれる。

率直に言ってライブでのコールアンドレスポンスはなかなか癖の強いものが多いと思う。

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音楽を愛し、人に元気や勇気を届けられるアイドルになることを夢見る高校2年の女の子だ。自分の夢を叶え、人間の音楽の未来を守るためにライブバトルに参加する。

何気ない私室の背景にテレビとDVD/Blu-ray再生機器(2031年の規格は不明である)があり、アイドル映像を見ているのだろうと想像される。

 

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こんな事を言ってくれる(ストーリーのリニューアル前…オミットされたのか…)

 

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8人が揃う前の、ある回想シーン(第5章)

メンバー集めの最中、ライブバトルで勝てるチームを作らなければと思い詰める彩芽がひなたの楽しげな歌を偶然聴き、歌が好きだという気持ちが大切なのだと思い至る。

彼女自身が歌を楽しんでいることが伝わる…ストーリーの中で彼女の歌がどう受け取られているかを示すシーンだ。

彼女を理解するためのエピソードを挙げよう。昨夏にエビスト初のリーディングイベントがあった。 その台本にはこうある。 

ひなた「……うん。ひなた、ひなたね、どうすればいいのか、わかった気がする。今は、公園で一人で歌ってた頃に比べたら、全然違う。でもね、えへへ……その……好きなんだ」

鈴音「……何が?」

ひなた「歌うことが!それは何も変わらないの!」

ひなた「えへへ……。歌うことが大好きだって胸を張って言いたいね」

鈴音「……うん♪」 

ひなた「なんで歌うのかって、別に戦いたいからじゃないんだ。アンドロイドの歌う音楽も、嫌いなわけじゃないんだ。音楽は、みんなのものだから……。アンドロイドだけが歌う未来なんて、ズルいもん。それだけ。ひなただって、いっぱい、いーっぱい歌いたい!だからね、みんな。歌おう!」

この純粋さが8beat story♪なのだと言いたい。言っていいか?

 

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いまストーリーでは、音楽を愛する気持ちを持ちながらも平凡な女の子でしかない彼女の価値がなんなのか問われようとしている。近い内に更新が来るだろう。2_wEi乱入が予告されているライブ前に合わせてきているのも意図がないとは考えられないのだが…。

 

 

おわりに、そして4th Live

以上のように「届ける」「伝える」という言葉を軸とした時に8 beat story♪がどう見えるかについて書いてきた。大変とっ散らかりそうなのでメインストーリーについては措くとするが、やはり相手を想う気持ちが伝わった時のドラマが印象に残るものになっている。

そしてライブについて。私がエビストに入れ込むようになった最大のきっかけは間違いなく恵比寿ガーデンルームの2ndだった。楽曲が持つ感情を大切にしたパフォーマンス、メンバーの真面目さ、そして熱量が「この先もついていこう」と思わせてくれた。今振り返ると、ライブでも作品のフィロソフィーが体現されていたのだ。3rdについては言わずもがなだ。

4thに向けての3rd Live Blu-rayリリイベでは、彼女達自らハードルを上げるようなことを言ってくれた。今回は凄い、本気でやるからお前達も本気で来いと。もはや頼もしい。

 

そんな一本筋の通ったエビストに少しでも興味を持ってもらいたい。素敵な作品だと思っている。しがないオタクの宣伝になってしまうが、私が届けたい想いはそういうことだ。

アプリをインストールしてストーリーを読もう。

Zepp Divercityに行こう。4th Liveは5月12日だ。

8 beat Story ~アイドル×音楽ゲーム~

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8/pLanet!! 今週はこれを聴け!! #3

楽曲紹介第3回。

 

ハニプラ近況としては3rd Live Blu-rayの特典・発売日発表 (3/30)、『Fuzzy N' Wonky』『Twinkle Snow』 『おとめ☆de☆Night』(現在ゲーム内のみ、曜日限定)のリリースといったものがある。

『おとめ☆de☆Night』は『スクールディスコ』『U・RA・RA』等を制作したチームKoTa得意の賑やかな和風ダンスチューン。歌詞とリズムの噛み合いが気持ち良い名曲ということでおすすめ。

 

1.秘密の部屋の女の子

Vo:源氏ほたる/メイ

作詞・作曲・編曲:2ndlifecrew

ラップとも朗読ともつかないイントロで始まる、メルヘンな曲調と歌詞が特徴。ジャケットから見てもおとぎ話とか人形といったモチーフがある。

歌詞は部屋の中から連れ出してくれる人を待つ少女のお話になっている。「心の中の恋心/だれにも伝えられない」「この鏡に映る私/変わらない姿のまま/待ち続けてる」という歌詞からは可愛さよりもむしろ寂しさや閉塞感が感じられる。

少女の姿に喩えられているのは心の奥で燻っている恋心、願い、夢といったものだ。「心の中の恋心/君に伝えたいよ!」と叫んで、聴く者に訴えかけてくる、そんな力強さと美しさのある曲。

澤田美晴と吉村那奈美のフラットで繊細なボーカルがこのような曲世界に合っている。

ハニプラでベスト盤を作れと言われたら迷わず入れる。

 

 

2.Tiny Little Letter

Vo:神楽月/橘彩芽/姫咲杏梨

作詞:2ndlifecrew

作曲編曲:meta

ピアノ主体でアレンジされた滑らかで美しい曲。落ちサビからの複雑なピアノのフレーズが格好いい。ボーカルの人選も大人っぽさ・力強さの方に針を振っている。特に青野菜月の伸びやかで澄んだ声を聴くならばこれじゃないかと思う。

それぞれ特徴のある8人の中から自由な組み合わせで曲を作っているので、多様さ意外さが見られるのもハニプラの良いところだ。

歌詞は憧れの誰かに宛てた手紙がテーマ。ファンレターやエビストニュースのおたよりを書く時に聴こう。

 

 

3.オーバードライブ

Vo.橘彩芽/水瀬鈴音/源氏ほたる/メイ

作詞作曲編曲:央海加亥

切ないメロディで届かないままに熱を上げる片想いを歌う。それを駆り立てるようなキーボードのリフとバックの分厚いギターが格好いい。

オルタナティブロックとか00年代〜のギターロックバンドを下敷きにアイドル楽曲を作ったような印象を受け、個人的にはハニプラの中で最もロックなポジションにいる曲になっている。ブリッジでのギターのロングトーン、ギターソロのフレーズやリバーブ強めの音が聴きどころ、というか好みの真ん中である。

激しい情念よりも切なさが先行する、やや儚げなボーカルも良い。

 

 

4.Days

Vo. 桜木ひなた/水瀬鈴音/神楽月/橘彩芽/姫咲杏梨/星宮ゆきな/源氏ほたる/メイ

作詞作曲:NakaGo-Chi

編曲:meta

3rd Liveの最後に初披露された全員曲。

放課後の帰り道をテーマにした優しげなミドルテンポのナンバーでまさにライブの締めくくりに相応しい曲になっている。『あの日の約束』や『トキメキの15センチ』のNakaGo-Chiらしい、可愛くて親しみやすいグッドメロディ。どこか合唱曲や童謡っぽい。

「伝えたい想いも/言い出せなかったフレーズも/この歌に込めて君まで届くかな」という歌詞がある。「(歌・音楽に乗せて]想いを届ける・伝える」というのは頻出の言葉で、桜木ひなたのキャッチコピーでもある。面と向かって言えないことでも手紙であれば書けることがあるように、音楽という形であればこそ伝えたり、より効果的に表現できたりする。エビストが見せようとしているのはそういうことなのだろうなと最近少し考えている。

Days』はベストアルバム『8』にのみ収録(ベストといっても他にCD媒体でアルバムは出ていないが)されている。当面ゲーム内やiTSでの配信はないとのことで買わないと聴けない。

アルバムは他の選曲を見てもこれからハニプラを始めたいと思っている人にはちょうどいい1枚になっているはずだ。1stから3rd Liveのハイライトを集めたとも言えるような選曲にも見える。装丁・ジャケットを見ても小窓から顔を出すキャラクターなど、パッケージを手に取る喜びがあり、細かい部分だけれどもエビストのグッズやイラストの展開はこういう楽しさが大事にされていると感じる。

 

 

今回はここまで。

8 beat story♪ 8/pLanet 1st Anniversary 3rd Live 『行くぜBLITZ! 青春の想いを込めて!』 感想

11/12開催の8beatstory♪(エビスト) 8/pLanet(ハニプラ)の3rd Liveに参加した。

ごく簡単に説明すると、エビスト・ハニプラはスマホリズムゲームとそこから派生した8人の声優による音楽ユニットだ。ゲームを中心にストーリーや楽曲を展開し、リアルではライブやCD/DVDのリリイベを積極的に行っている。公式HP

 

今回のライブは1st Anniversaryと銘打っただけあってこれまでの集大成的なライブとなった。昨年9月の1st、今年3月の2ndと比べると1公演18曲の構成、生バンド導入と音楽的に充実した内容で、会場も500人規模から1000人以上の赤坂BLITZにステップアップした(チケットは完売)。

公演の中で4th LiveZeppDivercityで開催すると発表があったのだけれども、これ以上のライブがあるのかと思う程に良かったし、あまりにも感情を揺さぶられてしまい、とても冷静ではいられないライブだった。贔屓目も入るがそれを差し引いても素晴らしかった。

ライブの感想を書くのだが、まずは私の2nd Live後の足取りを辿りたい。

 

3rd Liveへの道

恵比寿での2nd Liveで衝撃を受けてから、私は何度かハニプラのイベントに足を運んできた。2ndがどんなライブだったかはDVDを見てほしい。試聴動画もある。これは絶対見てほしい。3:12のショットが大変なことになっている。

コンセプトが分かれた2部構成で、ゲーム画面を使った演出などもあり面白い工夫が見られた。制服をモチーフとした衣装が圧倒的にかわいかった。何より、ハニプラの本気を見せつけられたライブだった。

ライブ以外のイベントに行くタイプではなかったのだがどうやらハニプラはこういう事に積極的だし、2ndも大変良かったことだし、感謝も込めて社本悠さんに手紙を書いて持っていこうとしたのが大阪での物販・お渡し会イベントだった。

なにせ関西在住なので大阪に来てくれるというのは渡りに船。

 

〜お渡し会〜

私「手紙持ってきました」

社本さん「手紙書いてくれるのが一番嬉しい」

私「(これ絶対また書くやつだな)」

 

以降私はイベントに行く度に手紙を書くことになるのだった。結局2nd Liveからは4回イベントに参加したけれどどれも楽しかったし、8月の朗読会(感想記事)はこの作品の方向性としてキャラクターや物語にも真剣な姿勢を見ることができた(キャラ愛の大きさは分かっていたが、声優アイドル的なやり方をしている中、イベントでもそういうものを見られたのは重要だった)。

アプリのスタート以来徐々に楽曲からゲームにハマって、1st Liveでキャストの名前と顔を一致させ、その後はエビストニュース等で理解を深めてきたという経緯があるが、更にイベントの楽しさで思い入れや信頼感が積み重なってきた。

ハニプラはメンバーが揃っている所を見るとしっかりやりつつも何か裏でちょっかい出し合ってたり適度なユルさがある(収拾つかないくらいはしゃぐこともあるけど)。そんなところにも惹かれる。ハニプラTV和氣あず未さんがこっそりさりげなくお菓子をつまみ食いするところなんかが好きだ。

 

仕上がる

10月。2nd Live DVDを見ていたら完全に感情が爆発してしまった。

映像で改めて見ると表情や身振りでの表現力に驚かされた。楽しげに、感情たっぷりに歌う社本さんの姿に桜木ひなたを確かに見た。吉村さん、澤田さんが格好良くキメキメで踊っているのを見て激しくルミエース2を振った。つくづく現場だけでは気付かない事ばかりだと思う。

3rd Live告知のシーンを見るのはやや勇気が必要だった。彼女たちが懸けている情熱に感じ入って、もうすぐそのライブを迎えられることを嬉しく思って泣いた。二度見るとスクールディスコの時点でそのハッピーさに触れてやはり泣いた。

もっと早くからエビストに打ち込んできた先生もいるが、こういう経過を辿るうちにいつの間にやら自分にとってもスペシャルなものになっていたらしい。

そんなわけでライブの迫った11月、澤田さんと青野さんのチョクメ!をついに購読し、澤田さんのコラボパーカーを注文した。パーカーはライブまでには届かなかった。

赤坂BLITZ推しでグッズ展開がされていたが会場はマイナビBLITZ赤坂に名前を変え、稲妻マークが青くなっていた。マイナビが取材に来るがあくまで「赤坂BLITZ」で行く許可を得たと、前番組で明かされた。

 

3rd Live

前置きが長くなったが、そういう状態で11/12を迎えることになる。

 

Minus』『Toi et moi』『Give Me Love』『Go Live!

セットリストは澤田さんのチョクメ!を参考に書いている。

あのイントロが始まった時点でフロアの温度が1上昇した。それまでロード画面が映っていた幕が落とされる。かっこいい。宮野真守のライブBDでも見た!

登場したのは2年生トリオとバンドセットであった。生バンドだと映えそうな曲が多いし、そのうちやってくれんかなと思っていたことを早くもやってくれた。当たり前だがドラムスの迫力が特に違う。最高。吉岡さんのボーカルが強い。

グッズの絵柄がRockな方向性で作られたが衣装もそうなのだろう、黒のレザー素材を使ったカッコかわいい仕上がりでよく似合う。

序盤からぶちかましていくという強い気持ちが見える展開。”エビストのRock”『GML』はお待たせの初披露。スタンドマイクを持って出てきてまさにジャケット通りだった。

 

Still…』『Dive to the Future』『秘密の部屋の女の子』『三日月どりーむ』『ふわりあるたいむ

『秘密の部屋』からはバンドメンバーが一旦退場する。この辺りの流れはそれぞれ専用の衣装で披露された。小道具なども持ち出してきて、楽曲やキャラのイメージを表現するのに凄く力を割いている。こうして並べて見てみるとデュオ+ソロのパートだった。

Dive to the Future…リリース時にJET MY BABYver.2だ!(数多く楽曲提供をしているバンド:onelifecrew/2ndlifecrewの曲)と勝手に盛り上がった曲。頑張ってそらまめイベントは20位につけた。メロディもアレンジも歌詞も歌声も全てが真っ直ぐで純粋で、右腕を掲げながら自然と目頭を熱くしていた。

『三日月どりーむ』『ふわりあるたいむ』。もしかしたらと思っていたソロ楽曲は2つ披露された。吉井さん/鈴音はとにかく美しい。和氣さん/ゆきなのパレード風の衣装がかわいい。ブーツがよく似合う。鈴音の特技に合わせてキーボードが用意され、ふわりあるたいむではまさかのマスコットキャラクターそらまめ君の着ぐるみが登場した。すごいな、ここまでやるのかと思った。4thで披露されるだろうソロ楽曲にはどういう仕掛けが用意されるだろうか。

 

Count It Down』『スクールディスコ』『BLUE MOON』『トキメキの15センチ

ライブ皆勤の『Count』。「秒針が進むその度 終わってしまう2人のプロローグ」で金魚さんと青野さんが向き合って手を合わせる。何回見てもすごくゾクゾクくる。

『スクールディスコ』これもお馴染み。密かに8人で賑やかにやってほしいなという希望を持っていたのが叶ってしまった。「Hey! Hey! Hey! Hey!」でライトを大きく横に振る。楽しい。これあってこそのエビストのライブという感じがする。

青野さんのきっちりした、生徒会長・橘彩芽らしいMCを挟んで『BLUE MOON』へ。2度のライブを経て特別な曲になった。今回は少しだけ落ち着いて見られたか。ハニプラの持っている親密さに笑みが零れる。

バンドメンバーが再登場。彼らの紹介映像があり、長いイントロが始まる。放課後の教室、学校の屋上、目覚まし時計、朝の登下校の道。ややあって『トキメキの15センチ』だとわかる。今日は社本悠さんと桜木ひなたの誕生日だ。彼女にとってもスペシャルな曲だと以前語っていた。やらないわけがないと思っていたけれど、やはり期待が高まる。

制服姿の社本さん、吉村さん澤田さんが登場する。恋い焦がれるようなピアノ。絶妙に美しくて可愛い音楽が流れる。あとは万感の想いが込められたのだろう「あのね」しか覚えていない。私は何を見たのだろうか?

 

君はレモネード』『Rooting For You

生バンドで元気さがパワーアップした『君レモ』。待っていた。今日最大音量のコールが綺麗に揃っている。

そして全員で『Rooting For You』。どこまでいっても素直で朗らかだ。嬉しい気持ちになる。エビストはこういうものだという力を感じる。桜木ひなたというキャラクターと社本さんの歌声が、この2人がセンターを務めることがそれを決定付けている。

15曲を歌った本編がこれで終了となった。

 

BoyFriend』『ファンタジア』『Days

ここからはアンコール。

よくあるグッズのTシャツで登場と見せかけて、毎回8人それぞれに異なるアレンジが施されている。衣装を作っておられるののやまさんの魂を感じる。尊敬と感謝の念を持っている。

BoyFriend』も8人で、と思っていたのがやはり叶った。なんだ最高か?リズム感がないのでクラップしながらキックに合わせて跳ねるとタイミングがずれてしまう。それもおかしくて楽しい。

『ファンタジア』。去年5月の何やらふわっとした出会いからここに至って、特別な文脈を持った曲になってしまった。結構動きがあってフォーメーションが多用された振り付けは賑やかだ。「今日も元気いっぱいに 素敵な時間が訪れますように」本当にそうだよなと思う。メモリアル、刻みたい。

そしてここまで秘密にされてきたアルバムの内容と、同時に収録される新曲の発表がされる。『Days』。呼びかけに応えてオレンジのライトが広がる。

放課後の夕焼けだ。名残惜しそうでいて、でも優しい、アンコールらしいミドルテンポな曲だった。案外こういうのありそうでなかったな、良い曲だな、などと思った。

少し先立って発表された4th Liveの会場はZepp Divercity。人気声優のライブがよく開催されている気がする。ハニプラは着実に歩みを進めていて、それを目にしていることが嬉しかった。

上手くいけば嬉しいし、そうでなければ哀しい。手紙を書いても直接話してもどうしようもなく他人だけれど、その他人の人生にこれだけ気持ちを動かされる。これに似たものを私は他にもよく知っている。サッカーに懸命に取り組んでいる彼らのことを尊敬の気持ちを持って見ている。心の中ではハニプラも近いところにいる。

さあ行こうぜどこまでも 走りだせ 走りだせ 輝け俺たちの誇り ハニプラ ハニプラ オオオーオオー

 

Type-Z 登場告知

追加キャストは大橋彩香さん。会場どよめく。ホ・リ・プロ!ホリプロ

 

総括

結局どんなライブだったのかと聞かれて答えるなら、エビストは楽曲の世界観を表現することに命を懸けているぞと言う。多彩な衣装と小道具に、バンドサウンドの曲は生バンドでやるという方針もそのように捉えられる。キャストも「キャラクターとして・一緒にステージに立つ」という意識をよく口に出していて、歌い方や振る舞い方にそういう部分が見える。

毎度毎度、かわいくて意味性が込められたジャケットやカードイラストが供給されているのをイベントでも活かし、作品世界に足場を置いた表現をしてくれるのがとても楽しい。

サブタイトルの「青春の想い」とはなんだったのか、ということについては私が見た全てだったのだろう。

「学校」をひとつのテーマとしてきたエビストだ。『トキメキの15センチ』や『Days』ではその切り口が最も強く表されていた。そしてハニプラの溌剌としたパフォーマンスに確かに青春の煌めきを見た。『ハピ♡メリ』には「幾つになっても 大人になっても トキメキはなくならないんだ」という一節がある。忘れずにいたいよなと思う。

 

ライブに来た人にも来なかった人にも、まだエビスト・ハニプラに触れていない人にも何かを伝えたいと思って書いた。

私が今回感じたことのいくつかは、ある程度の時間の上にあるものだろう。しかし、だからもう遅いとか、そういうことは全くない。

次は5月の4th Liveだが、それまでにもお渡し会などイベントがあるだろう。アプリや楽曲やライブDVDもあれば、エビストニュース・ハニプラTVもある。ツイッターもそうだ。

楽曲紹介の記事を書いているのでまずはこれをとっかかりにしてくれてもいい。

何からでもいいのだが、この文章を読んで少しでも彼女たちに興味を持ったり、ライブに行く人が増えてくれればと思う。

 

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これはライブ後のAfter Partyの先行販売チケット。