エビストについて書きます

8 beat story♪と8/planet!!+2_wEi

8 beat story♪ 8/pLanet!! 2nd Anniversary 4th Live 『On the pLaNET!!』 感想

赤坂BLITZでの3rdライブから半年、今回はZepp Divercity Tokyoにて開催された8 beat story♪(エビスト)の4thライブの感想・レポートである。

ライブ概要 http://chronusinc.jp/8beatstory/4thlive/form

 

 

 

総合的な感想

はっきり言ってMCや振り付け等の細かいことはほとんど覚えておらず、こんなことで感想を書けるのかと自分でも思うが、過去最高に楽しいライブだったことは断言しよう。

ハニプラの8人と2_wEi2人のパフォーマンス、楽しさ・激しさに大きく針を振ったセットリストの力、これまでのライブから継続されている映像・衣装を含めた凝った演出。それに加えてフロアの両サイドに置かれたサブステージや銀テープ等の特効というステージ演出のパワーアップがそんな第一印象に繋がっている。

声優ライブ等のBDを見ているとセンターステージを置く構成とか特効は広く見られるものだが、500人規模の1st,2ndライブから一段飛ばしで会場を大きくしてきたエビスト・ハニプラがZeppという大きな会場仕様のライブをやってみせた。ここにユニットとしての成長を見るのもいいのだが、それよりも単に銀テープが飛んできたり演者を間近で見たりするとやはり楽しいものがある。少なくとも私はそうだ。

ゲーム内で登場したばかりのアンドロイド2人組『2_wEi』の乱入、メインストーリーを踏まえた映像、現実とゲーム内のリンクを張る試みも見えたが、ひとまずはライブとしての進化が見えたこともあって純粋な楽しさが先立つイベントだったことを強調したい。

  

4thライブへの道 そしてライブの背景

これはライブそのものがどうだったかよりも主にゲームと現実のリンクの話になる。エビストが何をやろうとしているかについての私の見方を書く段としたい。

昨年11月の3rdライブから半年のエビストの動きを振り返ると、まずメインストーリーの大幅な進展が思いつく。

昨夏のリーディングイベントやドラマCDという形態で物語は展開されてきたものの、ゲーム上ではメイ・杏梨・彩芽にそれぞれスポットを当てた章がリリースされてからは長らく更新がストップしていた。

ところが今年に入ってから桜木ひなたを除く4人(月・鈴音・ほたる・ゆきな)のストーリーが矢継ぎ早に繰り出され、以前から開発進行が示唆されていた最新鋭のアンドロイド*1:Type-Z*2がついに登場。虎牙アルミ・虎牙ミントというType-Z2人姉妹2_wEiとの対決を前にする状況となった。

2_wEiのキャストも発表、『Despair』『UNPLUG』という攻撃的な楽曲が用意され、4thライブへの乱入が予告された。

f:id:nozzey19:20180520215845j:plainミント(左)アルミ(右)

 

8/pLanet!!側の楽曲のリリースとしても『Outer Existence』『サクラ涙』『Ecstasy』と攻撃的・感情的な面が強調された曲が続いて「ライブバトル」が今回のひとつのテーマかと思わせた。

かくしてゲームでも現実の動きにおいても本格的衝突前夜というシチュエーションでその日を迎えることになったのである。

ゲームと現実の展開を一致させようという試みを見ることができた半年とも言えるだろう。

ゲーム内では虎牙アルミが桜木ひなたのチーム内での存在価値について疑問を投げかけるシーンで一旦停止となっており、ライブではそのストーリーの続きを組み込んだものをやるのではとか特撮ショーやミュージカル的な演出を取り入れた展開が来るのではと冗談と本気半々で予想をしていたものである。

先にライブの内容に踏み込むと重い告知があった。2_wEiのワンマンライブが11月に開催されること。その一方、8/pLanet!!に関する今後の告知は一切なしである(Live Blu-rayの発売さえも)。

 

ともかく『8 beat story♪』というプロジェクトは進んでいくのだと冷静になりつつも、8/pLanet!!の今後に不安をもたらし、どうやらこれまでと異なる展開が用意されていると予感させることは間違いない。

これからゲーム上で8/pLanet!!が大敗を喫し、アンドロイドサイドが勢力を拡大するというストーリーならば誰でも予想できるはずだ。しかしその動きに合わせて2_wEiが現実世界を侵食し、声優ユニットとしての8/pLanet!!の存在感まで希薄になっていくというやり方までするのか?本気で??ワンマンライブまで時間がある。どうなるか見てみよう。

これまでキャストとキャラクターの誕生日の一致やライブ衣装のゲーム内実装(その逆も ex:三日月どりーむライブ衣装等)という小さなことから、キャラクターを演じることと物語に着目したリーディングイベントまで、現実とゲームのリンクを構築する双方向的な展開をしてきたという材料もある。

なお、ライブ直後のエビストニュース(キャストが出演する告知番組だ)は2_wEiから野村麻衣子と森下来奈が登板。やはりここでも8/pLanet!!の活動に関する告知はなく、2_wEiの新曲が5月中にリリースされるという情報が提供されるのみだった。どうやら私には本気に見えてしょうがない。といって何食わぬ顔でその次はハニプラの新曲で~すと言われてもそうだなと思うしかない。

妄想が過ぎると言われるだろうが、何が来ても物語的な位置づけのあるものが飛び出すのではないか。

当日 開演まで

メモ:Zepp Divercity会場内のコインロッカーを避けるのであれば、遠いのがネックになるが建物5階のロッカーが空いている可能性は高い(かもしれない)

会場に入るとフロアの左右にサブステージが、ステージ上にはゲーム画面のようなスピーカーのセット(ハリボテである、一応)が4発設置されていた。

気になるバンドセットは無し。3rdでは生バンドの音楽的な魅力が素晴らしかったので今回も期待して来たのだが、やはりこれは残念に思った。ただ、終わってみればそれも些細なことになってしまった。

  

開演 セットリスト

On the pLaNET』というタイトルには8/pLanet!!に加えて NET=バーチャル、Planet=現実世界の両方で輝くというエビストのテーマが込められているらしい。示唆的だ。

イントロ映像もそれを反映したのだろう、8人がライブ衣装を纏ったイラストが流れてサイバーな空間にダイブ(3rdもこんなイメージだった)、最後は地球の大写しからこの地お台場に急接近していくという見せ方になっていた。いつものエビストらしくコンセプトがしっかりしている。 

 サイバー、ダイバー、台場

 

ここでセットリストを見てみよう。※:新披露曲、括弧内は出演者

改行はMCを挟んだとか自分が考える構成上の区分けだと思ってほしい。

 

01.Ecstasy※(吉村・和氣・澤田)

02.Error(青野・社本・吉岡・澤田)

03.Count It Down(青野・金魚・吉村・澤田)

04.Minus(吉岡・社本・吉井)

 

05.Outer Existence※(青野・吉井・吉岡・和氣)

06.Fuzzy N’ Wonky※(金魚・社本・澤田)

07.アカシックレコード※(吉岡・和氣)

08.源氏物語※(吉村)

09.INFINIT3!!※(吉岡)

 

 2_wEi(野村・森下)

10.Despair※

11.UNPLUG※

  

12.Toi et Moi(社本・和氣・吉村)

13.全部、君のために※(金魚・社本・吉井・吉村)

14.Sugar Sugar Bee(吉井・金魚・社本・和氣・澤田)

15.BoyFriend(金魚・社本・吉井・和氣・吉村)

 

16.おとめ☆de☆Night※(青野・金魚・吉岡・和氣・吉村)

17.BLUE MOON(8/pLanet!!)

 

Encore(8/pLanet!!)

18.スクールディスコ

19.DREAMER

20.Days 

 

 

Ecstasy~Minus

うむ、てめーらブチ上げて行くぞというスタートである。

Ecstasy』は歌詞を読むと『Go Live!!ver.2に見える。未来も過去も忘れて踊り狂え、と言う。音楽は保存こそされど、楽譜は楽譜、データはデータでしかなくそれ自体では音楽ではない。音が鳴ることの現在性。

Error』『Count It Down』芝居やフォーメーションを交えたダンスがかっこいい。大所帯の声優ライブになると合わせるだけの時間的余裕がないからなのかこういうダンスはなかなか見られない気がするがどうなのだろう。ステージの作り方がライブアイドル的だと評するのも間違っていないのではないかという

Minus3rdライブの象徴的な曲だ。8ビートで激しく頭とペンライトを振りまくる。柵に掴まりながら見ていたがもっと前方に突撃すればよかった。

そして自己紹介MC。衣装について書くと白を基調にしつつカラフルなプリントが施された生地が取り入れられ、近未来的・複雑かつスタイリッシュ・キュートかつクール。今回も驚かされた。

 

Outer Existence~INFINIT3!!

「新しい私達」というMCから新披露となる曲が続く。

Outer Existence』攻撃的なベースにシンセのシーケンスリフ、サビメロディのストレートさが印象的な曲。ジャケットに漂うポストアポカリプスSF的な世界観や「彼方で堕ちる惑星」等の歌詞にストーリー性を感じられる。終わりと始まりがテーマだというがまだまだ意味性が飛び出してきそうである。これもフォーメーションを組んだダンスが印象に残っている。

Fuzzy N Wonky』ダンスミュージック。ストリート系な黒いジャンパーとショートパンツ、ヘッドセットを装着した金魚・社本・澤田が登場してこれまでになく踊る曲だと思わせる。レーザー演出(3rdでは無かった気がする)やスピーカーのセットにエフェクトが掛かることでどうにもテンションが上がってしまう。

アカシックレコード』イントロが流れてもなかなか2人が出てこないと思ったらここでサブステージが仕事をする。後ろを振り向くと上手ステージに和氣、下手ステージに吉岡が立っていた。当然オーディエンスが集結する。専用の衣装といい宇宙遊泳を思わせる振り付けといい、楽曲の持つ世界観を再現することにいつも余念がない。この曲の長尺のギターソロが大好きだ。

源氏物語』『INFINIT3!!』ほたる・月のソロ曲シリーズ。DJブースが登場、そこに映像が投影されたりスモークが炊かれたり*3と演出面のパワーアップを感じさせる。こちらももちろん専用の衣装だ。

吉村・吉岡がそれぞれの衣装についてのMCなどをしていると突然照明が落ちる。

 

Despair~UNPLUG

そしていよいよ2_wEiが乱入してくる。会場に緑の光が広がる。やはり最初からこうするつもりでこの色相をハニプラのイメージカラーから外していたのだろうか。

Despair』重いリズムギターと疾走するベース。歌詞は最新にして最強のアンドロイドが古い人類の音楽を挑発しているように取れる。同時に2人の出自についてのストーリーを読むと彼女達自身の絶望を歌っているようでもある。キャラクター性と強く接続された、これまでになく暗い背景を持った楽曲だ。エビストはしばしばこういう曲を何食わぬ顔で、何の説明もなく投下してくる。キャラ性と楽曲が合わさってそれぞれの世界観を作り出していると言えばいいか。

MCが挟まれる。野村・森下の声優としての自己紹介はなく(記憶があやふやだがそうだったはず)最後まで虎牙アルミ・ミントとして話したゲームから飛び出してきた2人としてステージに立っていることが分かる。

2_wEiのワンマンライブ告知は歓喜よりも驚きと戸惑いを持って受け入れられたようだった。始動からまだ間もなく持ち曲も2つ。半年の間にどんな曲が飛び出すだろうか。

野村麻衣子 as アルミの『UNPLUG』タイトルコールから2曲目に雪崩れ込んだ。ツーバスがドコドコしつつ派手なシンセサウンドが主張し、緑色のレーザー光が照射される。人類終わったな。

2人のパフォーマンスは初登場とは思われない堂々たるものだった。特に森下は今回のようなステージに立つ仕事はほぼ初めてだという。改めて声優という人々は底が知れないこういうポテンシャルを持った人がどれだけいるのだろうと思わされる。

 まいちゃ らなちゃ

 

Toi et Moi~BoyFriend

Toi et Moi2_wEiが退場するとややあって社本・和氣・吉村が登場。「分かっている」オーディエンスはこの時点で沸いている。2_wEiについては一切触れないまま、あのイントロが流れ出す。火薬が炸裂する。ライブバトルだ。2番で社本悠 as 桜木ひなたが歌う「もうダメだよ」はこれまでになく台詞であり、「人間の意地」が見える桜木ひなたとしての芝居だった。この曲はライブで見るたびに違う表情を見せてくれる。

『全部、君のために』先生お待ちかねの愛が重い『全君』。激しい曲が続く。バックスクリーンが大量の「大好き」の文字で埋められるインパクトある演出でも社本が満面の笑みを浮かべながら歌っていたのが記憶に焼き付いている。ひなたならそんな風に歌いそうだ。

Sugar Sugar Bee』『BoyFriend記憶がない。暴力的に可愛かったことだけは覚えている。途中MCで恋の歌が続きますと言われていた。なるほど2_wEiにぶつけていくのがこの4曲というのも理解できる気がする。そのMCも手短に済まされ休む暇がない。最高。

どうやら次で最後の2曲らしい。

 

おとめ☆de☆Night~BLUE MOON

『おとめ☆de☆Night』台詞が多用されたこの日イチで賑やかな曲。体が勝手に動き出すという表現があるが、金魚わかなが上手サブステージに立ったので思わず駆け寄ってしまった。和氣・吉井の時はその場から動かなかったのでどこか申し訳ない(フォロワーにしっかり見られていた)。

法被の隙間からわきの下がチラチラ見え、「甘いスイーツ夢模様」で色っぽく指を舐める振りを見せられ、周囲のオス達がもれなく狂気に駆り立てられていた。私もその一人だった。加えてこの日の髪型はツインテールである。オタク殺しが過ぎる。オタク・スレイヤーだ。

ということを置いても彼女の身のこなしや表情による多彩な表現力、感情表現の強さには驚かされる。杏梨ソロ曲『ここから』がライブで披露された時どうなってしまうのか期待したい。いつにも増して姫咲杏梨らしく感じた。

BLUE  MOON

イントロとしてひなた達キャラクター8人から先生へのメッセージが上映された。ゲーム内でのシナリオを踏まえての、それぞれ壁を乗り越えられたことへの感謝、これからの困難へ立ち向かう決意。「これからもよろしくね」の言葉。2周年という時間の重みもあって力強さを感じられる。

ストーリー第7章では鈴音がメンバーと先生のために作曲、メンバーが作詞するという形でこの曲が登場し、物語的にも特別な位置にある曲になった。これからも大切に歌われていくだろう。

簡潔に挨拶をして「私たち、8/pLanet!!でした」と退場していく。全体的にMCは短く少なめで、とにかくパフォーマンスを見ろという姿勢に見えた。ミニゲーム的なコーナーもあった1st,2ndから見れば大きな変化だ。チームとしても成熟を感じさせる。

 

Encore スクールディスコ~Days

『スクールディスコ』『DREAMER』エビストライブの楽しさを凝縮したようなアンコール。「先生はxxじゃありません」といい振付けに合わせて振られるペンライトといいライブで完成したと言っても言い過ぎではない。

金魚のDREAMER前フリがテンション最高潮で、心の底から楽しんでいるような叫びだった。我々も叫んで応える。銀テープが発射される。8/pLanet!! も先生も祝福されているかのようだった。

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Days』今回もこの曲でクローズしていく。帰り道の曲だからな。夕焼けの暖かなオレンジのペンライトが広がって美しい。2周年の「ありがとう」。エビストらしい真っ直ぐで親しみやすいメロディ。

メンバーの何人かは涙を流していた。社本は顔をくしゃくしゃにして泣き笑いながら歌っていて、楽しそうで、なんだか本当に桜木ひなたがいるように見えた。ああ、本当に良いライブだったなあと思う。 

最後に写真撮影があって本当に終演となった。

 

余韻とともに、最後までハニプラに関する告知がなかったことで会場はどこか戸惑いを感じていたかもしれない。しかしこんな楽しいライブを見せられて、どこに不安を感じることがあるだろう?

不安はない。不安はないのだが、ライブが終わって数日経ち、そう思わされる事がとんでもない仕掛けなのではないかと気付く。

2_wEiの登場と一致したタイミングでのライブ開催。不安を煽る告知。これまでにも見てきたゲームと現実の繋がり。その繋がりをどれくらい強いレベルで築こうとしているのだろうか?

ということで前段のライブ背景と双方向性の話に戻っていくことになる。

  

むすびに

繰り返しになる事も多いと前置きしつつ。

まず、ライブとして凄まじく楽しかった。出演者と関係者の方々に極めて強い感謝の気持ち。2周年おめでとう。

2_wEiの登場でもたらされたライブバトル的なテーマもパフォーマンスに良い影響があったのかもしれない。エビストが初めてでも、私が延々とくだを巻いてきた背景について知らなくても、きっと楽しめるライブだったと信じている。

 

というのを前提としながら。

今回見えたのはゲーム内での出来事が現実のユニット活動にも影響を与えている(ように見せている)可能性だ。ゲーム内で猛威を振るうType-Zが現実空間に飛び出し、8/pLanet!!がこちらでも劣勢を強いられる。具体的にはイベントやリリースが停止する。エビスト運営はこれを全く何食わぬ顔でやっている。

普通に考えてこれはセールス的にリスクが大きいはずだ。声優アイドル業界に限らず競争相手は無数に存在しており、関心が失われればおしまいなのだ。

そして、斯様にゲームと現実が複雑に絡み合ってエビストそのものが猛烈にハイコンテクスト化していくのではないかということ。私自身、ライブの背景について書くのにこれだけの字数を要するとは思わなかった。それでもしっかり伝わるかと言われるとムムムと唸ってしまう。

何かと分かりやすいものの方が選ばれるのが現代だ。ぱっと見て面白くなければ敬遠される。

こんな事をやるのは控えめな表現で大きな挑戦、それか頭のネジが何本か外れているとも言いたくなる。

 3rdライブでは「次回は私たちにとって勝負のライブになります」という言葉があった。色んな意味に取れるが、重い言葉だ。

考えすぎた結果、エビストがこのような方向に進むからこそ、ライブは多くの人に届く、情熱を注ぐに値すると印象付けるものでなくてはならないという「勝負」も含んでいたのだろうかと想像してしまう。

 

ゲーム内では人間とアンドロイドの戦いが進行中だ。今回それが現実世界に持ち出された。これに対して現実の私達は先生として、人類派として、アンドロイド派として振る舞うことができる。「人間の音楽なんてダセーよな、時代遅れだし」と嘯いてもいいし、今は雌伏の時と耐え忍ぶシチュエーションを楽しんでもいい。日和見主義者になるのもいいだろう。声優推し、楽曲推し、ライブには来る、それもいい。エビストは色んな楽しみ方ができる懐の広さも備えている。

 

いま、キャストとキャラクターの両輪で現実とゲームの間を往来し、エビストはアプリの枠を越えたゲーム・物語になりつつある。

とても愉快な状況だ。「まだ」2周年。あなたはいつでもバスに乗れるが、乗るなら早い方がいいだろう。

 

リンク紹介

参考にさせていただいた。

8 beat story♪ 2_wEi 1st Live『Driven to Despair : http://chronusinc.jp/8beatstory/2wei1stlive/form

まずは2_wEiのライブ情報。

 

ブログ。

ohmameazuki.hatenadiary.com

ゲームと現実の交錯する現在のエビストの状況について簡潔・わかりやすくまとめられている。

sweetfish.hatenablog.com

今回のライブに至るまでのストーリー上での出来事に触れながら、ライブでの各楽曲の印象についてよく書かれている。

m-kichi.hatenablog.com

色々と変化のあったメインストーリー、リーディングイベント等の歩み、そして今回は触れなかったもうひとりのType-Z:空乃かなでについて。これからの物語展開についても。

nozzey19.hatenablog.com

手前味噌。ゲームと現実の交錯を通してエビストは何を届けようとしているのか。エビストの歌詞やストーリーから見える作品性について書いた。ピュアで一本筋の通った奴だ。

 

長い文章になった。お付き合いいただきありがとうございました。

*1:アンドロイド:MOTHERという音楽制作AIのボスが生み出すパフォーマーのことをいう。バーチャルライブを開催するバーチャル空間にのみ存在する。

*2:Type-Z:ボーカルソフトAIを基に製造された最新のアンドロイド。どうやら自我・感情を持っているように見える。それまでのアンドロイドとは異なり現実空間に実体として存在しパフォーマンスをする。…バーチャル空間の存在が現実世界に現れる/ゲーム内のキャラクターが声優の身を借りてライブパフォーマンスをすることは見事に相似している。

*3:曲が始まる前に「なんか正面のオタクからえらい湯気出とるな」と思っていた